RIZINの歴史と人気ファイター

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日本の総合格闘技(MMA)シーンを牽引し、今や大晦日の風物詩ともなった「RIZIN FIGHTING FEDERATION(ライジン)」。

かつて世界を熱狂させたPRIDEの魂を受け継ぎつつ、独自のエンターテインメント性と競技性を融合させたこの団体は、2025年に設立10周年という大きな節目を迎えました。

本稿では、2015年の旗揚げから現在に至るまでの激動の歴史と、ファンの心を掴んで離さないスターファイターたちについて詳しく解説します。

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RIZINの誕生と黎明期(2015年 – 2017年)

伝説の復活と「フェデレーション」の理念

2015年、かつて世界最大の格闘技団体であった『PRIDE』の代表を務めた榊原信行氏によってRIZINは設立されました。

PRIDE消滅後、日本の格闘技界は冬の時代を迎えていましたが、「日本で再び世界最高峰の舞台を」という願いとともに、2015年12月29日・31日の「SARABAの宴 / IZAの舞」でその産声を上げました。

RIZINの最大の特徴は、単なる一団体ではなく、国内外の様々な団体が交流する「フェデレーション(協会)」という形式をとったことです。

これにより、団体の垣根を越えたマッチメイクが可能となりました。

 

 

レジェンドと新星の融合

初期のRIZINは、エメリヤーエンコ・ヒョードルやミルコ・クロコップといったPRIDE時代のレジェンドを招聘し、オールドファンの注目を集めました。

同時に、レスリング界からの刺客や、後に「神童」と呼ばれることとなる那須川天心の参戦など、新しい才能の育成にも力を注ぎました。

2016年に開催された無差別級トーナメントでは、ミルコ・クロコップが圧倒的な強さで優勝し、再び日本中に格闘技の熱を呼び起こしました。

 

 

黄金時代の到来と「朝倉兄弟」の衝撃(2018年 – 2020年)

那須川天心 vs. メイウェザーの衝撃

2018年、RIZINは世界中を驚愕させるマッチメイクを実現します。

ボクシング界の伝説、フロイド・メイウェザー・Jrと那須川天心のエキシビションマッチです。

この試合は世界的なニュースとなり、RIZINの名前が国際的に知れ渡る大きな転換点となりました。

 

 

「路上の伝説」が変えた格闘技の定義

この時期、RIZINの熱狂を一段階引き上げたのが朝倉未来と朝倉海の兄弟です。

YouTubeという新たな発信媒体を武器に、それまでの「格闘家」という枠を超えた存在感を示しました。

 

朝倉未来 Mikuru Asakura
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有
KAI Channel / 朝倉海
メインチャンネルです。ぜひ楽しんで行ってください。#朝倉海

 

兄・未来は、アウトサイダー出身のカリスマ性でフェザー級のトップ戦線に立ち、弟・海は、当時の絶対王者であった堀口恭司を1ラウンドKOで破るという、日本格闘技史上最大の番狂わせを演じました。

 

 

彼らの登場により、格闘技は「強さを競う競技」であると同時に、「物語を楽しむエンターテインメント」としての側面を強めていきました。

コロナ禍の苦闘と「We Are RIZIN」(2020年 – 2022年)

パンデミックによる危機

2020年、新型コロナウイルスの流行により、大規模イベントの開催が困難となりました。

多くの興行が中止に追い込まれる中、RIZINはクラウドファンディングを実施。

ファンからの圧倒的な支持(数億円規模の支援)を受け、2020年8月にはぴあアリーナMMで2days開催を強行するなど、逆境の中で強固なコミュニティを築き上げました。

堀口恭司の帰還と王者たちの台頭

2020年の大晦日、大怪我から復帰した堀口恭司が朝倉海にリベンジを果たし、再び王座を奪還した一戦は、技術と精神の両面で高い評価を受けました。

 

 

また、この時期にはホベルト・サトシ・ソウザやクレベル・コイクといったブラジリアン柔術をバックボーンに持つ「ボンサイ柔術」の戦士たちが席巻。

圧倒的な寝技の強さでライト級、フェザー級のベルトを独占し、技術体系の進化を見せつけました。

2023年 – 2025年:世界戦略と新世代の台頭

「超RIZIN」とスタジアム興行

2022年以降、RIZINは「超RIZIN(スーパーライジン)」シリーズを開始。

さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナをフル活用し、マニー・パッキャオの来日や、朝倉未来 vs. 平本蓮といった世紀の一戦を実現させました。

 

 

特に2024年の「超RIZIN.3」で行われた朝倉未来と平本蓮の試合は、4万人以上の観客を集め、PPV(ペイ・パー・ビュー)販売数でも記録的な数字を叩き出しました。

 

 

鈴木千裕と「KNOCK OUT」の魂

2023年から2025年にかけての主役は、二刀流ファイターの鈴木千裕でした。

キックボクシングの王者でありながら、MMAでも当時王者だったヴガール・ケラモフを衝撃の1ラウンドKOで葬り、フェザー級王者となりました。

彼の「稲妻のような拳」は、RIZINに勝負の残酷さと爽快さを同時にもたらしました。

 

 

RIZINを支える人気ファイターたち

現在のRIZINは、かつてのレジェンドから新世代のスターまで、非常に層の厚い選手層を誇っています。

鈴木千裕(すずき ちひろ)

「格闘技界を爆発させる」という言葉通り、圧倒的なパンチ力で数々の強豪をマットに沈めてきました。

海外遠征や国際的な強豪との対戦を重ね、名実ともにRIZINの顔となりました。

連戦がたたったのか、拳の負傷もあり2025年後半は治療に専念しました。

 

 

平本蓮(ひらもと れん)

若者から絶大な支持を受ける「時代の寵児」です。

類まれな格闘センスに加え、SNSでの過激な発言で注目を集めるスタイルを確立。

2024年に朝倉未来を撃破したことで、その実力が本物であることを証明しました。

2025年は肩の治療のため試合はしていませんが、完全復帰を望むファンはとても多いです。

 

 

朝倉未来(あさくら みくる)

「路上の伝説」と呼ばれ、一度は引退を宣言したものの、2025年末の「RIZIN師走の超強者祭り」で電撃復帰を果たしました。

格闘技団体『BreakingDown』のCEOとしても多忙を極めますが、彼がリングに上がるだけで会場の空気は一変します。

 

 

2025年大晦日にはラジャバアリ・シェイドゥラエフとのタイトルマッチに挑むなど、レジェンドとしての物語を継続させています。

ホベルト・サトシ・ソウザ

元ライト級の絶対王者。

柔術を駆使した「100%極める」スタイルは、格闘技の奥深さを体現しています。

 

 

日本国内には敵なしの状態が続いており、ベラトールなどの海外強豪との対抗戦でもRIZINの強さを証明し続けましたが、2025年の大みそかでノジモフの膝の前に1ラウンド失神負けを喫しました。

伊澤星花(いざわ せいか)

女子格闘技(ジョシカク)の絶対女王です。

驚異的なスタミナとグラップリング技術で、デビュー以来無敗の快進撃を続けました。

彼女の存在は、RIZINが男子だけでなく女子格闘技においても世界最高峰であることを示しています。

 

 

堀口恭司(ほりぐち きょうじ)

RIZINの強さの指標であり続けています。

UFCランカーとも渡り合う実力は、日本人ファイターにとっての到達点と言えます。

まさに史上最強のMade In Japanといえます。

 

 

 

その他にも数えきれないほど多くの人気ファイターが在籍し、格闘技ファンを熱狂の渦に巻き込んでいます。

ライジンファイター一覧は以下公式HPから

 

 

2026年以降の展望:さらなる飛躍へ

2026年、RIZINは3月7日の有明アリーナ大会(RIZIN.52)を皮切りに、新たなシーズンをスタートさせます。

今後は「RIZIN WORLD SERIES」の拡大が予想されており、2025年に開催された韓国大会を皮切りに、アジアや中東、アメリカ市場への本格進出が視野に入っています。

また、朝倉海がUFCへと戦いの場を移したように、RIZINで育ったスターが世界へ羽ばたき、また世界から強豪がRIZINのリング(あるいはケージ)を目指してやってくるという、健全なエコシステムが完成しつつあります。

最後に

RIZINの10年は、単なる格闘技の興行の歴史ではありません。

それは、ファンの熱量、選手の覚悟、そして運営の執念が一体となって作り上げた「現代の祭」の記録です。

PRIDEの崩壊という悲劇から立ち上がった日本の格闘技は、今や独自の進化を遂げ、世界中から羨望の眼差しを向けられる舞台へと成長しました。

2026年も、RIZINは我々にどのようなドラマを見せてくれるのでしょうか。

拳一つで運命を切り拓くファイターたちの姿に、これからも目が離せません。

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