2026年6月6日(土)、宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台[地図]にて「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」が開催されます。
開場は午後1時、試合開始は午後3時の予定。主催はRIZIN FIGHTING FEDERATION、制作協力には株式会社エムアップホールディングスとディライトワークス株式会社が参加します。
JR長町駅東口から徒歩5分というアクセスのよさもあり、東北地方のMMAファンには格好の観戦機会となっています。
王座戦を含む全12試合(オープニングファイト4試合含む)が組まれており、フライ級からヘビー超級(120.0kg)まで幅広い階級が並びます。
対戦カード&見どころ
メインイベント|フライ級タイトルマッチ
扇久保博正 vs. 神龍誠(RIZIN MMAルール:5分3R / 57.0kg)
今大会の核心は、このカードです。因縁という言葉では収まりきらない感情が渦巻く、師弟決戦の第2章になります。
岩手県久慈市出身の現王者・扇久保博正は、修斗世界2階級制覇を経てRIZINに主戦場を移し、RIZIN WORLD GP 2025フライ級トーナメントを制覇しました。
ベルトを手にするまでの道のりは平坦ではなく、骨太なキャリアが今の王者をつくっています。
極真空手をルーツに持つ激闘型のグラップラーで、グラウンドに引き込んでからの粘り強さはこの階級のなかでも際立ちます。
今大会が地元・東北での防衛戦となることへの思い入れは格別で、試合発表の場では「東北でRIZINをやるのが一つの夢だった」と語っていました。
挑戦者・神龍誠は25歳。アメリカン・トップチーム(ATT)への加入後、さらに力をつけた印象です。
2026年4月のLANDMARK13福岡大会ではエンカジムーロ・ズールーをキムラロックで1Rに仕留め、王者との対戦権を手にしました。
試合直後、解説席にいた扇久保がケージに乗り込んで一触即発の状態になったシーンは記憶に新しいところです。
「俺とやるしかないっしょ」という神龍の言葉には、根拠のある自信が滲んでいました。
二人の因縁は深いものがあります。かつて師弟関係にあった両者は2024年7月の超RIZIN.3で初めて向き合い、扇久保が判定3-0で制しました。
技術だけでなく感情がぶつかった一戦で、決着後に握手が交わされなかったことがすべてを物語っていました。
あの日から約2年。神龍はATTで仕上げ直し、扇久保もベルトを持ちながら経験を積んできました。
今度こそ完全決着となるのか、それとも神龍が王座を奪うのか。RIZINフライ級の頂点を懸けたこの一戦は、仙台の観客にとって忘れられない夜になるでしょう。
セミファイナル|フライ級
元谷友貴 vs. トニー・ララミー(RIZIN MMAルール:5分3R / 57.0kg)
王座戦に次いで見応えのある一戦です。
石川県出身の元谷友貴はDEEP2階級制覇を達成したベテランで、オールラウンドな戦い方が持ち味。
長くバンタム級を主戦場にしていましたが、フライ級に転向してATTで腕を磨き、RIZIN WORLD GP 2025フライ級トーナメントでは決勝まで進みました。
「ベルトを獲りに行く」と公言した男にとって、今大会はその道すじを確かなものにするための一戦になります。
トニー・ララミーはカナダ出身、1999年生まれの27歳。
打撃と組みを組み合わせるハイプレッシャースタイルで戦い、兄はUFC参戦経験を持つTJ・ララミー。
11歳から格闘技を始め、アマチュア時代にレスリングの国内王者やキックボクシング王座も取っています。
2025年3月に伊藤裕樹に敗れましたが、RIZIN LANDMARK12で征矢貴をフィニッシュして立て直し、今大会では元谷という壁に挑みます。
ベテランの対処力と組みの巧みさを持つ元谷か、若さとフィジカルで前に出てくるララミーか。フライ級の序列を動かしかねない試合です。
ライト級
矢地祐介 vs. ISAO(RIZIN MMAルール:5分3R / 71.0kg)
長年RIZINライト級の中心にいた矢地祐介とISAOが向き合います。両者ともに実績は厚く、意地のぶつかり合いになるでしょう。
“ブラックパンサー”ベイノア vs. 芳賀ビラル海(RIZIN MMAルール:5分3R / 71.0kg)
破壊的な打撃で知られるベイノアに、芳賀ビラル海がどう対抗するか。
ベイノアの一撃に対して芳賀が打開策を持っているかどうかが焦点になります。
ヘビー超級(120.0kg)
酒井リョウ vs. 貴賢神(RIZIN MMAルール:5分3R / 120.0kg)
元DEEPメガトン級暫定王者の酒井リョウと、貴賢神による日本超重量級の一戦。
貴賢神はRIZIN LANDMARK12でMAX吉田を1分10秒でTKOに仕留めた実績を持っています。
その他のカード
直樹 vs. 黒井海成(66.0kg)、冨澤大智 vs. 加藤瑠偉(57.0kg)、赤田功輝 vs. 井上聖矢(61.0kg)の3試合も組まれています。
直樹、冨澤大智、赤田功輝は再起をかけた負けられない戦いです。
ブレイキングダウン出身の冨澤大智、元ブラックローズの赤田功輝は特に知名度も高く注目が集まります。
赤田功輝が最近冨澤大智やジョリー、梅野源治等が所属するファイターズフローに加入したと自身のSNSで公表していました。
オープニングファイト4試合を含めると、仙台の格闘技ファンにとってはたっぷりと楽しめる内容です。
チケット情報
チケットは5月3日(日)より一般発売中です。
料金はVVIP席(275,000円)からA席(11,000円)まで設定されています。
購入はイープラス、ローソンチケット、チケットぴあにて(スマートフォンのみ)。
配信情報は決定次第、RIZIN FFオフィシャルサイトで告知される予定です。
最後に
地元東北を主戦場に選んだ王者・扇久保の防衛戦を軸に、フライ級の主要選手が集結した大会です。
メインの師弟決戦はドラマとして完結していないぶん、続きを見たいという引力があります。
セミの元谷対ララミーも、フライ級の次の展開を左右する試合として位置づけは高いといえます。
6月6日の仙台が、今年の格闘技シーンにとってどんな夜になるか、注目したいところです。


















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